2016年12月17日土曜日

手作り微動雲台

標準レンズ(16-50mm)で恒星追尾撮影を
いようとすると、16mmの時はまだ良いのですが
50mmで撮影しようと思うと、ある程度正確に
極軸を合わせないと、星が流れてしまいます。

カメラ用三脚の雲台だと、大体の位置で
北極星を導入することはできますが、
最後の微調整がどうしても旨くいきません。

という訳で、
北極星導入(極軸合わせ)のために
微動雲台を木製で自作しました。



 完成。
左側の黒いノブが上下微調整用。
下に見えるのが、左右微調整用。


上下微動部。上方は蝶番で止めてあります。
ノブを回していくと、一番上の板が上下動します。


左右微動部。
片側のノブを締めながら、反対側のノブを緩めていきます。
ノブ1つで動かせる機構が簡単に出来なさそうだったので
この方式にしました。

いっぱいに動かした状態。
思ったより、稼働範囲がせまい・・・

使用感。
三脚の雲台レバーで操作するより、確実に微調整が
可能になりました。

ただ・・・、
木製故、いろいろな部分でガタ、ぐらつきがあり、
少しでもカメラに触れたり、風が吹くと、
雲台から上が、プルプルと震えます。
なかなかの、硬性不足です。

200mmのレンズを付けて、DPPAを実施してみると、
この日は風が強かった事もあり、
ペンライトアートの様な、見事な軌跡が・・

200mm ISO400 30sでオリオン大星雲を撮影(トリミング)

とりあえず、200mmを使ってこの程度で撮影することが出来ました。



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