2016年11月7日月曜日

タンジェント式 その1

ポータブル赤道儀が欲しくなり、ネットであれこれ探して見ると、
ビクセンのポラリエ、ケンコーのスカイメモ、サイトロンジャパンのナノトラッカーなど有名どころが幾つかみつかる。
が、飽きっぽい(熱中しきれない)自分にとって、果たして買っても良いだろうかと悩む金額だ。
もっと安上がりになんとかしよう、と思い更に調べると、タンジェントスクリュー式赤道儀というのがあった。

早速、こちらのサイト、他を参考にさせてもらいながら作ってみました。
http://members3.jcom.home.ne.jp/manten-star/kousaku/tan-eq.html

(自作経過省略)

自作1号:下の写真は、後に微動雲台にならないかと思い
追加加工したものです。

下のレバーを回転させていくと
上側の板が上に向かって回転していきます。
1分間に1回転させると、恒星を追尾できるのですが、
極軸合わせがうまく出来ず、あまり正確な追尾が出来ませんでした。
極軸望遠鏡が無いと、老眼の人には辛いかも・・


のこぎり、ショボい電動ドリル、を駆使して数日かかって完成しましたが、結果は今ひとつ。
60s位は追尾できる様ですが、固定で撮影した方がマシな位星が流れて写ってました。
それなりに苦労して作ったので、なかなかのショック。

原因を考えると、
①そもそも、極軸合わせが出来ていない。
極軸合わせのための、北極星を除く穴を付けたが、のぞいて見ると、かなり見辛い、上下左右にかなりざっくり動かしても北極星が見える、など、誤差要素がたっぷりでした。
②追尾用のネジを手動で回しますが、どうしても一定リズムで回せない。
③材料の木が反っていたり、摩擦でギシギシとして、スムーズさも今ひとつ。

自分も糸車式を真似しようかな、モーター化してみようかな、などと考えつつ、取り敢えずもう一つ作ってみたが、大して変わらず。

挫折、、、しました。

作品の記念写真を撮っておけば良かったが、
既に解体済。

つづく

2016年11月6日日曜日

とりあえず完成

自作過程をブログに載せたいと考えていましたが、
結局、いきなり完成状態からのお話です。

話が色々と前後しますが、ご容赦ください。



自作上の制限として、工作工具が

・ハンドドリル
・弓鋸
・ヤスリ

位しかないので、基本的に
購入した部品を組み付けるだけで
(部品そのものの加工はしない(出来ない))
完成する方向で自作していきます。



数年前に旅行に行くのをきっかけに、ミラーレス一眼(APS-C)カメラを購入しました。

その後、たまに星の写真を撮っているのですが、標準レンズ(18mm)で撮っていても
シャッタースピードが10秒位までが、点像で撮れる限界で、
それを超えると、星が流れてしまします。

(シャッタースピード 10s 位が限度)

赤道儀が欲しくなってきたので、購入する前に、簡易赤道儀を自作してみる事にしました。

自分の記録用を兼ねて、作成過程を載せていきたいと思います。


途中経過は改めて載せる事にして、とりあえず現状の写真を載せてみます。


(とりあえず動作するようになった状態。
モバイルバッテリーでステッピングモーターを駆

すばる を撮影

(200mm 60s 固定撮影だとこんな感じ。 三脚などの硬性不足もありブレブレ)


(200mmm 60s赤道儀で追尾。まだ、いろいろ問題あり)